日記 2020/5/29 転職一週目、そして虚脱

転職して最初の一週間が終わろうとしている。

恐れていたうつの再発は今のところ感じられない。5カ月の引きこもり生活で低下した体力でも、支障なく片道一時間以上の通勤ができたのには驚いた。テレワークの影響で、電車の中で座っていられるおかげなのだろう。

 

  

この5日間、新しい生活に慣れなさすぎて、現実感がない。夢でも見ているようだ。

新しい職場には、後悔と好奇心の両方を刺激されている。肝心の仕事も割とうまくこなせているつもりだ。今までの職場に比べれば、驚くほど穏やかな雰囲気で、よく話しかけてくれる人もいる。周囲に愛想良く振る舞うことにも抵抗感はない。だってみんないい人ばかりだから。

 

今の私を、少し離れた場所から見れば、ちゃんと「普通」に見えるんだろう。

でも最初の週を終えた今、どうしようもない虚ろな気持ちを持て余している。

 

今までは新しい経験だとか成長だとか、そんなものを求めて、目指して生きてきた。

でも、全部なくなってしまった。疲れたからあきらめてしまった。

じゃあこれからどうしよう。どちらを向いて歩いていこう。辛いときには何をよすがに踏ん張ればいいのか。何を楽しみに毎日をやり過ごせばいい?

 

身体に力が入らない。床に寝転がってぼんやりしている。いっそこのまま溶けてしまえばいいのに。何も感じないように。