雪だ!

めったに雪の降らない香川県生まれな私が体験した中で最高の積雪量でした。

ていうか、雪がさらっさらや…雪球作ろうと握りしめたら、ボロッと崩れてしもうた…こんな雪初めて見た!

雪に足首まで埋もれる感覚も初めてだ…!!ていうかなんだここは!雪国か!電車の中で「埼玉県は雪国です」ってスキー場のチラシ貼ってあったのは伊達じゃなかった…。

というわけで、テンションがうなぎのぼりに上がった土曜日、先週行ったばかりの林へ、いそいそと雪景色を見に行ってみたよ!

 

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林に行く途中の、木立の道。こんな雪の中でも、車が通った跡が。

横の斜面では、小さな女の子達がソリ(ただのビニール袋かも?)で滑り降りて遊んでた。

 

木立の道の途中を上がったところにある茶畑も、絶景だった。

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茶畑へ上がる道が雪で埋もれとる!ここは特に厚く雪が吹き溜まったらしく、ずっぽし足が埋まった。

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そしてこの景色…!

雪が吹きつけてくるせいで、茶畑の向こうの木々が霞んで見える。

雪をかぶったお茶の葉が寒そうで、枯れてしまわないか心配になるほどだった。

しばらく景色を堪能してから、木立の道へ戻り、通り抜けた先にある林へ。

 

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記の根っこが段差を作っていた入り口も、雪で埋もれてわからなかった。(足跡は私のです)

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私の下手な写真の腕と、八年前に買ったコンデジではとても情景を切り取れなかったけれど、先週は夕暮れの日ざしの中で静謐な雰囲気を漂わせていた林が、がらりと雰囲気を変えて、厳かな犯しがたい空間に見える。

先に訪れた人がいたらしく、林の中央を通る道には、うっすらと足跡がくぼんでいた。ああ、この風景を見たいと思う物好きは私だけではないのだな、とちょっぴり嬉しい。

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何の実だろう。雪の中でかろうじて頭だけを出していた。風に吹かれて揺れる姿が、寒さに震えているようで、かわいそう。

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林の中にいても、風雪は容赦なく吹きつける。写真を撮るのも一苦労だ。先週は遥かな頭上に鳥の気配がしていたが、今日はさすがに感じられない。あるいは鳥たちも、必死で身をすくめ、じっと雪を耐えているのか。

そういえば、朝、カーテンを開けて裏の神社に積もった雪を眺めていたときに、空をつがいの鳥が横切った。飛ぶというより、風に流されているようで、彼らはその後、雪を避けられる場所を見つけられただろうか?

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帰り道、自分の足跡を踏んで帰ろうと思ったら、すでに雪に半ばまで埋められていた。

こんな感じで、ずっぽりと雪に足が埋もれてしまう。ジーパンの裾を長靴に突っ込んでいたにもかかわらず、いつの間にかびしょ濡れに。

 

いやあ、もしかしたらこの先も、こんな雪を経験することはないかもしれない。雪国に旅行に行かない限りは。ここより北に住む気はないし。

雪の感触って、こんなにちがうものなんだとか、雪を掻き分けるようにして歩く感触とか、雪の日の夜ってこんなに明るいものなのかとか、とにかく感動しっぱなしの雪の日でした。